小牧のお茶室。国宝『有楽苑・如庵』をお家造りの参考に

住友林業の家

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家造りを始めた頃、展示場や、インターネットで情報を集めに集め、自分の理想のお家像をどんどん膨らませていました。間取りや導線、設備等を決めていく家造りは、楽しい時間が続きます。

しかし、一方で「本当に自分の建てたいお家」は何なのか、分からなくなった瞬間がありました。おそらく、お家づくりをされている方は一度は陥る現象なのかもしれません。

外壁の色、子供部屋の必要有無、窓の配置、リビングの導線・間取り等。決めるべきことが多すぎるのが、家造りと言えます。

迷いに迷った挙げ句、お家のテーマを設けることにしました。

うちは「和風の家~お茶室のような静かな平屋~」としました。

なんじゃそれ。。。

その理由は、「豪華」「洋風」「かっこいい」というよりも、「こんなところにあったんだ」というような隠れ家的なお家にしたいな。と思ったからです。

ただ、実際にお茶室に行ったことがなかったので、早速、小牧のお茶室に行くことに。

今回は、小牧にある国宝のお茶室、『日本庭園 有楽苑をと如庵』をご紹介します。

お茶室を家造りの参考にすることはできるのか。

思い立ったら行動。で訪れたお茶室ですが、結果としては「本当に良かった」と言えます。

まずは、本物の日本の”和”を体感できる点です。また、家造りで疲れた心が癒やされました。家族で訪れたのですが、家造りでピリピリしていた雰囲気は、お茶室でゆっくりしている間にか「ぽかぽか」に変わっていました。

では、そんな癒やし空間「有楽苑・如庵」へのアクセスをご紹介します。

国宝「有楽苑」へのアクセス

小牧城の東。ホテルインディゴ犬山有楽苑(もともと名鉄犬山ホテル)の敷地内に庭園はあります。

現在は改修工事中で、2022年3月にOPEN予定。

(ホテルインディゴ犬山有楽苑は3月以降予約可能となっています。)

電車で行く場合は、名鉄犬山遊園駅から徒歩10分程度で行くことができます。

名古屋駅からだと名鉄で1時間もあれば到着可能です。

当時は無料の駐車場があったため、自動車での来苑も可能でした。

入苑料は1,000円。お抹茶を一服600円で体験可能でした。(来苑当時)

家造りの参考にした、ポイント

お茶については、完全素人な私です。今回は、お家造りの参考となるよう、来苑したので家造りのエッセンスとなった箇所をご紹介していきます。

窓から見える景色と雰囲気

掃き出しの窓の先の風景にこんな景色があったらかっこいいですよね。

うちは小スペースな庭であるため、こんなに豪華な庭にできません。。。

しかし、大きな木(シンボルツリー)があり、低木が生えている雰囲気や、障子から入る柔らかな光の雰囲気は大切にしたいなあと感じました。

実際に、シンボルツリーがちゃんと見えるように配置してもらい、障子ではありませんが、優しい光が入るよう、シンプルなレースカーテンにしました。

かっこよすぎるアプローチ

お茶室までのアプローチが石畳になっていてとってもかっこよかったです。

この角度の感じも、お庭の見せ方も最高だと思います。

うちでは、シンプルなアプローチしか実現できませんでしが、石畳にするとこんなにかっこ良いイメージになるということが勉強になりました。

参考にできたのは、砂利は白いほうが明るく見え、清潔感があって良いなあと思ったため、白い砂利を敷き詰めることとしました。

窓に木の格子をつける

これは従来より和風の家には「必要!」と感じていた要素です。

確認してみたところ、有楽苑内のお茶室のほとんどに木の格子が設置されていました。

住友林業の提案にも木調の格子があったため、設置。結果、和風の雰囲気が一気に高まりました。

ただ、子供部屋につけるのはやめました。光が遮られる&刑務所みたいな雰囲気になるので。。。

実施できなかった「丸窓」

本当はやりたかった「丸窓」ですが、住友林業の平屋には商品が無いと言われてしまったため、断念。

でも実際に付けてたら、なんか雰囲気が違ったかもしれないため、後悔はしていません。

外壁を守ってくれる長い軒

和風建築の特徴とも言えるかもしれません。軒が長いほうが、外壁を守ってくれる効果があるそうです。雨の多い日本では必須軒具だったのかも。

現代は外壁も様々な素材で構成されており、軒が無いお家も街でよく見かけます。

でも、雰囲気を出したいため、軒は最大の長さでオーダーしました。結果はとても満足しています。

お茶室を参考にするメリット・デメリット

まだまだ他にも、色合や雰囲気など参考にした箇所はありますが、ここで、お茶室を参考にするメリットとデメリットをご紹介します。

まず、メリットは言わずもがな和風建築の勉強になる点です。

実現不可能な部分もありますが、やっぱり本物の和を見つけることで、お家造りの印象は変わると思います。

続いて、デメリットは、「生活空間」ではない部分が各所にある店です。

今回お茶室を回って感じたのですが、生活するというよりは、「一時的な癒やしを求める別空間」という特別な場所だと感じました。

そのため、最終的に完成した家には本当にエッセンス程度しか取り入れることができませんでした。ただ、取り入れた部分は本当に満足できる出来となっていて、お家で自慢できる部分となっています。

さいごに

今回は「家造りで参考にした小牧のお茶室。国宝『有楽苑』」をご紹介しました。

お家づくりに必要なものは、「お金」「時間」「情報」等が挙げられることが多いですが、「テーマ」を持ってお家づくりをすることで、家庭やメーカ・工務店との方針が一気に定まり、無駄な時間をかけずにすみます。

まだお家のテーマが決まっていない方は、ぜひ参考にしていただければと思います。

それではまた。

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