文系SE、5年目。まだ、生きています。
営業職と異なり、ノルマや成績で並べられることは有りません。
しかし、急な障害や謎の設計に翻弄される日々ではあります。
ですが、なんとなく仕事を続け、なんとなく生きています。
この度、社会人になってこの5年を振り返って見ました。そこで感じたのは、

なんでSE向いてい無いのに、まだ続けているんだろう。
でした。
今回は、『私が文系SEを続けている理由。』をご紹介します。
そもそも、新卒で文系SEに入るのはイイのか

就活では「新卒カード」とも呼ばれています。
新卒であるというだけで、就職活動を有利に進められるという意味です。
その大切なカードを「SE」をに切って良いのか。
もしかして、銀行員や、車のディーラー、保険の営業等別の職業が良いのではないか。
と迷う方がほとんどだと思います。

私も就活時は色々な業界を幅広く受けていました。
ここからは個人的な意見なので、参考まで。
結果、SEは良いと思う。
SE職は「良い」と思います。
今後のキャリアパスとしての将来性、生活の中での生きるチカラ、就労環境等総合して良い方だと思います。
キャリアパス一つとっても、SEは転職先が引く手数多です。
今日、一人で独立する際にもシステム構築や運用の考え方は必須です。
また、生活の中の生きるチカラも養われると感じます。

私の場合、社会人になってからのほうが集中力が上がったと思います。
何でもじっくり考える事ができる頭になりました。
就労環境も、(ネットで言われているほど)それほど悪く無いと思います。
システム的に労働時間を管理したり、無駄なことは止めたり。と効率に効率を重ねるためかなあと思います。
蛇足ですが、、、営業ですと「容姿」「態度」「雰囲気」という数値化できない部分が重視されがちですが、SEですと、営業よりは重視されないと感じます。
ネットで「やめとけ」と言われる理由。
それではなぜ、ネットでは「文系SE やめとけ」と言われているのでしょうか。
私は以下の3点が大きな理由だと思います。
①単純に、やめておいた方が良いから。
②知識が全くついていけないから。
③理系の就職先がなくなるから。
それぞれ説明していきます。
単純に、やめておいた方が良いから。
これは、先輩文系SEからの立場の言葉だと思います。
障害発生後、すぐ駆けつけ対応等、SE職は決して楽では有りません。
しかし、営業職も同じです。顧客からの電話にはすぐに対応する必要な場合があります。
なので「忙しいから」「きついから」という理由なのであれば、他の職業と何ら変わりないと思います。
知識が全くついていけないから。
これも、先輩文系SEからの立場の言葉だと思います。
情報処理の知識は多岐に渡ります。そしてどんどん新しい知識が必要となります。勉強に勉強が必要です。
いままで大学で勉強していた知識は「ほとんど」使い物になりません。
そのため、「やめとけ」になるのだと思います。
ですが、振り返ると営業職も販売商品知識が必要ですし、銀行員も法律や金融商品の知識が必須です。
そのため、これは個人的なレベルの「やめとけ」なのかな。と思います。
理系の就職先がなくなるから。
最後にこれは、理系の就活生の言葉として捉えた場合。
理系の就職先として、SEは悪くないのではないかと考えています。
今まで勉強してきた知識・考え方が役に立つケースが多いからです。
しかし、人材不足のSEは文系でもなれる職業のため、コマが奪われてしまう可能性があるのです。
そのため、「やめとけ」となるのではないでしょうか。
結果、色々な方々から「やめとけ」と言われるようになったのかなあと思います。
労働の3K「きつい・汚い・危険」の観点でいうと、「きつい」は当てはまるかもしれませんが、「汚い」「危険」は(職場によりますが)普段はあまり感じません。
文系SEをやめない(やめられない)理由

それでは、私が文系SEをやめない(やめられない)理由をご紹介します。
①給料が悪くない
②知識面は意外となんとかなる
③将来性が無くはない
④多分営業職は向いていない
⑤人類の技術革新の中心地だから
それぞれご説明します。
給料が悪くない
SEの給料は悪くないと思います。
営業ですと、その人が持っているお客さんの数や規模に影響されるケースが多いと思います。
新卒ですと、お客さん0からのスタートなので、最初から大金を稼ぐことは難しいかもしれません。
一方SEはシステムの金額に対して、給料が見積もられると思うので、大規模システムに携わることができれば、最初から良い給料にありつくことができます。
※ただし、お金の掛けられないシステムばかりだと、給料にも響いてくるかもしれません。
知識面は意外となんとかなる
知識面は意外にもなんとかなります。
私は、大学時経営学部でした。特にその時の知識が活きているとは思いません。。。

でも無駄ではなかったはず。多分。
しかし、社会人になってからの勉強・研修でついていくことはできました。
これはどんな仕事にも言えると思いますが、知識は後からついてきます。
数ヶ月・数年で「全然わからん」と辞めてしまうのはもったいないです。
将来性が無くはない
「将来性」という言葉は使い方が難しい言葉ですが、無くはない。と思います。
システムの仕事は今私達の活きている生活の基盤となっており、どんなところにもシステムが存在しています。
そのため、「SEがいらない」という時代はもう少し後になるのでは無いかと思います。
未だに産業革命当時の工場で人間が必要なのと同じと考えています。
多分営業職は向いていない
これはもしかして私限定かもしれませんが、営業職は絶対に向いていないと思っています。
ノルマに迫られる毎日を想像するだけで夢に出てきそうです。
営業の方は本当にスーパーマンだと思います。
人類の技術革新の中心地だから
現在の人類の技術革新の中心はズバリ情報技術の基盤の上にあります。
そのため、これからの将来性・可能性は無限大に広がっていることでしょう。
また、効率化を重ねることで今後の仕事はもっと楽になっていかないかなあと思います。
産業革命当時と現代では工場内で働いている方の労働は全く異なります。
それは、ロボットの活躍であったり、素材の進化だったりしますが、同じことが情報業界でもどんどん起きれば、仕事は楽になるのかなあと考えています。
今から転職で文系SEになるなら。

転職がブームみたいになっている昨今。
文系SEになろうとしている方も少なくないと思います。
ただし、営業が嫌だという理由でSEになるのは正解ではないかもしれません。
なぜなら、意外とユーザとのやりとりが多いからです。

大抵の場合は、(動いて当たり前の)システムが想定通りに動作しない場合の会話がほとんどのため、営業職よりも、お客さんの意見がダイレクトに感じるかもしれません。
また、転職するまでに、基本的な情報処理資格は持っておいたほうがいいと思います。
何も知らずに入って、また「自分に合っていない」と感じてしまっては本末転倒です。
さいごに

今回は「私が文系SEを続けている理由」をご紹介しました。
就活や転職のご参考になれば幸いです。
記事についてや、ご相談等ありましたら、Twitterまでお気軽にご連絡ください。

どんなお話でも必ずお返事させていただきます。
それではまた。
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