トランペットのピストンをおしゃれに改造。有田焼のボタン『音人』

レビュー

音楽活動をしていると、「人と違う楽器を使いたい」「ちょっとだけ楽器をアレンジしたい」と考える方は少なくありません。私もその一人でした。しかし、吹奏楽界隈では、ちょっと変わったことをすると、悪目立ちしてしまう可能性も。そんなことを考えるうちに、学生時代、楽器を改造・アレンジすることを躊躇していました。

できればあんまり目立ちたくはない。。。

また、楽器を改造・アレンジするにはコストとリスクが伴います。学生には安くない出費となるため、簡単に手を出すことはできません。また、一台しか楽器を持っていないと、その楽器が壊れてしまった後、演奏に支障が出る可能性があります。

そこで今回は、簡単なのにおしゃれにトランペットを改造できる『音人(おと)』というピストンをアレンジするパーツををご紹介します。

おしゃれなピストンボタン『音人(おと)』との出会い

音人と出会ったのは、十年ほど前。ネットで「トランペット ピストン」等と検索している時でした。Bachのトランペットを使用しており、当時はBach公式の赤いピストンボタン(今は殆ど見つかりません。)を探していたのですが、それよりもおしゃれな有田焼のピストンボタンを発見。そこで「いつかこういうパーツを付けたいなあ」と思うようになりました。

当時はもちろんお金が無く、改造を断念する事となりました。楽器をメンテナンスする必要不可欠なオイル等を購入するだけで、学生のお財布には結構ダメージが大きかったのです。

トランペットのパーツよりも必要だったもの

改造パーツはあくまでも、ファッションであり、機能が向上するわけではないため購入を踏み止まらせました。しかし今思うと、おしゃれなパーツを使って楽器を演奏したほうがモチベーションを高く保つことができ、練習にも人一倍取り組めたかなあとも思います。

実際に音人をピストンにつける準備。

いざ改造。改造と言っても、パーツを取り替えるだけなので、リスクは伴いません。あるとすれば、ネジ穴の差でピストンボタンがうまくはまらなくなるというリスクのみです。(よっぽどないと思いますが。)

音人をつける前のトランペット

十数年前に購入してから変わっていないピストンボタンです。使用後はきれいな布で拭いたり、年に一回程度手洗いしたりして綺麗に保っていたと思いますが、天然モノなので、黄ばみが出てきています。これもまた味があって良いのかもしれませんが。

角度によっては、黄ばみが目立ちます。浅いですが傷もあるため、使い込まれていることがわかります。

使用中のピストンボタンを外す。

それでは、ピストンボタンを外しましょう。回転させれば簡単に外すことができます。3本とも抜くとなんだかマヌケなトランペットになりました。

意外とピストンボタンの下の管は掃除をしないため、このタイミングで清掃。綺麗になりました。ネジの凹部分についてですが、かなり汚れていました。ここもなんとなく綺麗に掃除。

ピストンに音人を装着していく。

音人の裏面。とても綺麗。Bach専用の音人を購入しましたが、ネジ穴の愛称ばかりは装着するまでドキドキでした。もしはまらなかったら、『一個だけ白い元のピストンを使うことになりそう。。。』などと余計な心配をしていました。

装着完了。想像以上に美しい。トランペットという西洋の楽器に和のデザインと言うギャップがカッコよく見えました。ネジ穴についても全く問題無し。スッとハマりました。

いろいろな角度から見たくなる美しさ。

大変きれいな柄で、色々な角度から見て楽しめるパーツです。

機能性についても、焼き物のため、黄ばみや傷等にも天然モノよりは強いかなあと考えています。もっと早くこのパーツにたどり着けばよかった。。。

遠目に見ても綺麗に映えるデザインだと思います。演奏中には隠れ、主張しすぎないデザインでとても気に入っています。トランペット仲間に自慢できること間違い無しだと思います。

さいごに

今回はトランペットのピストンボタンパーツ『音人』をご紹介しました。自分の楽器にはちょっとした拘りがあると、なんだか嬉しいものです。トランペット以外にも様々な楽器でパーツを展開しているので、ぜひチェックしてみてください。

それではまた。

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