クラウドが当たり前になってきた昨今。未だにローカルでデータのやり取りが必要なメディアが存在します。それは、カメラ等のメモリーカードです。高画質であればあるほど、超高速でメディアに書き込むことが求められ、いちいちクラウドにアップロードしていては、処理が追いつかないからです。
動画等のデータも未だにローカルでのやり取りですよね。ローカルデータで怖いのは、データの保存。あまりに巨大な撮影データが貯まると、操作ミスなどで消してはいけないファイルを消してしまうことも有りませんか?
間違ってバックアップ前のメモリーカードをフォーマットしてしまうことって、誰にでもありますよね。。。
今回は、MiniToolのデータ復元ツール『MiniTool Power Data Recovery』をご紹介します。無料版もあるので、復元ができるか試してみてから製品版を検討しても良いと思います。
今回使用してみるソフトメーカ『MiniTool』とは
MiniToolはカナダ及び香港を拠点としているメーカーです。ホームページの日本語翻訳は若干あやしいところがあるものの、日本語でのサポートにも対応してくれているようです。(Eメール対応)
データ復元ソフト以外にもソフトを展開している。
販売しているソフトは、今回紹介するデータ復元ソフト以外にも、
- OSクローンソフト『MiniTool ShadowMaker』
- パーティション(ディスク)管理ソフト『MiniTool Partition Wizard』
- 動画編集ソフト『MiniTool MovieMaker』
などを展開しています。今回はデータ復元ソフトである、『MiniTool Power Data Recovery』
をご紹介していきます。
MiniTool Power Data Recoveryをインストール
それでは、データ復元ソフトをインストールしていきます。無料版もあるため、まず復旧可能かどうかを確認した後に、ライセンス購入することで完全に復元するという流れでも良いかと思います。
無料版は1GBまでの復元制限があるため、まずはそのなかで試してみるとよいでしょう。
想定している使い方としても「操作ミス」などで削除してしまったデータを復元するようなイメージで制作されたソフトのようです。
対応しているのはHDDやSSD以外にUSBやメモリカードなども対応しています。カメラ等の端末で利用するSDカードももちろん対応。画像や音声データの復元に対応しています。
料金体系は以上の通り。無料版で1GBまでの復元を試すことができるため、まずは無料体験版でお試ししてみることがおすすめです。サブスクもありますが、買い切りの料金体系もあるのが良心的。今回はこの買い切り版であるアルティメット版をお試ししてみました。
※サブスク版と機能に差はなく、利用可能台数とアップグレードサービスが異なるのみです。
実際にソフトをインストールしていく
それでは、無料版の「MiniTool Power Data Recovery」をインストールしていきます。
そんなに困るポイントはなく、言語とインストール先を選択するのみでインストールが完了します。
これが起動後の画面です。復元する対象ドライブを選択するところからスタートします。
データ復元をテストしてみる。
それでは、実際にSDカードをフォーマットして、データ復旧ができるかテストしてみます。今回は、testというフォルダに2点の画像ファイルを格納し、手動でクイックフォーマットを実施してみました。
復元の結果です。Windowsの標準機能でクイックフォーマットをして、復元を試みたところ、約2分程度で1枚の画像が復元できました。sora1.jpgは復元ができませんでした。ファイルサイズがちょっと大きい画像だったのが原因かもしれません。
続いてクイックフォーマットのオプションを外してみて復元を試みたところ、残念ながら、どちらの画像も復元不可能でした。デジタルカメラなどは端末によってフォーマット可不可が異なると思いますので、まずは無料でお試ししてみて使用感を確かめてください。
さいごに
今回はMiniToolの「 Power Data Recovery」をご紹介しました。データ復元にお悩みの方はぜひ一度無料版でお試ししてみてください。
それではまた。
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